会社の情報共有サイト(Xoopsだったかな?)が、思ったほど流行っていない理由を考えてみました。

ちょうど、戦うプログラマーって本を読んだ後なのですが、なんか思いつくことがあったので個人的にメモしておきます。
会社関係の人は、あんまりつっこまなくてよかだと思います。
で、本題.


ウチの会社は従業員が約400人ぐらいの会社で、何をやっている会社かはかかないけれど、いくつかの部署があって、それぞれ違った方向性で開発をしている。
(扱っている技術的要素も多分違う…ってかこれは想像レベルだけど)


情報共有サイトが立ち上がったのは、一から二年前だったと思う。
社内での技術交流や趣味の共有とかそういった部分を担う役割を想定していたんじゃないかな?
(ってか、そういう役割以外に何があるのかって突っ込まれそう)


しかし、この情報共有サイトは自分が見る限りうまく動いてるって思えない。
社員数に対する書き込みをする人の割合を見るととても高いとはいえないし、一回も書き込んでいないんじゃないかなぁ。
現状、本音で言うと、もう完全に特定メンバでの話題や、技術的?いや思想的に偏った(別に悪い意味ではないとフォローしておく)個人のつぶやきの場になっていると思う。


個人的には、社内の情報共有サイトはちょっとはうまくいくと考えていた。
自分もこういうのは嫌いではないし。
ただ、冷静に考えるとうまくいかない理由は明らかなのかも。


まず、こういう情報共有っていうかコミュニティってものを考えた時に、参加する人間がレベルの高低はあれど、ある程度同じ方向を持っていなくてはならないと思う。
たとえばmixi、参加する人のベクトルはバラバラなんだけど、使用者はコミュニティであったりマイミクであったり、イニシャルの招待とかで、フィルタがかけられて同じベクトルの人が集まるようになっている。(っていうか、それが目的じゃないのか?)
mixi八分な自分がいうのもなんだけど…


うちの会社は、グループや人によってやっている事が結構違う…
会社ってくくりで見れば400人って大きなグループなのかも知れないけれど、会社ってくくりでみて話せる話題って、良い話として誰々が結婚するだの話だったり、悪い話としては上司の愚痴だったりとか。
こんなことは、匿名でないサイトで話せる話題ではないと思う。
(ってもし匿名のサービスだっていったとしても、社内の情報共有サイトの匿名なんて信用できる?
気に入らない事があった上司とか、本気を出せば圧力をかけて誰が書いたかなんて分かっちゃう…と考えるだろう。
例えそんな事はないようにシステムを組んだとしても、それを信用してもらうためには、実際にコードを見せて、そのものを配置して、誰がいつ何時でも正しく匿名性が保証されている事を証明なくちゃ無理だと思う
…ってほどの労力を誰が裂く?)


こういった中規模の会社で、かつベクトルが個々人で結構違うところを向いている会社では、単純にXoopsWikiを組み込んだってうまくいかない。
業務に関しては、個々人やチームでカタがついてしまう事であるし、そのノウハウは引継ぎやチームの知識として蓄積されるもので、会社全体で共有されるものではないと考えるし、
趣味的な話題だって会社って枠組みの中ではそんなに盛り上がらないだろうと思う。
いや、盛り上がるのかもしれないけれど、そのためには何らかの拘束であったり(プロフィールは絶対書くこととか,必ず投稿するとか…って義務付けはあまりに意味がないっしょ)が必要だと思う。


途中だけど眠たいのでまとめると、こういうことを決定する立場にいる人は、
「流行に流されず、まず情報共有をするメリットはあるのか?コストに見合うのかって事を考えないといけないと思う。」


続きはまた書きます。